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歩道を通行できる条件

歩道が設けられている道路においては、基本的に車道を通行しなければならないが、法で定められた条件を満たしている場合に限り、歩道を通行することもできる。

最終更新日:2013-11-03

歩道を通行できる条件について

自転車は車両であるため、歩道が設けられた道路においては、基本的に車道を通らなければならない。
ただし、次のいずれかに該当する場合には、歩道を通行することもできる。

  • 「自転車通行可」の道路標識または「普通自転車通行指定部分」の道路標示がある歩道を通るとき
  • 運転者が13歳未満もしくは70歳以上、または身体に障害を負っている場合
  • 安全のためやむを得ない場合

「自転車通行可」の道路標識等がある歩道を通るとき

次のいずれかの道路標識等がある歩道は、自転車で通行することができる。

  • 自転車通行可の道路標識

  • 普通自転車通行指定部分の道路標示(白色実線と自転車マークによる標示、なお路面色は規制に関係ない)

運転者が13歳未満若しくは70歳以上、又は身体に障害を負っている場合

運転者が次のいずれかである場合には、上記の道路標識等がない歩道であっても、自転車で通行することができる。

  • 13歳未満である場合
  • 70歳以上である場合
  • 身体障害者福祉法別表に掲げられる障害を有している場合(18歳未満を含む。)

安全のためやむを得ない場合

安全のためやむを得ない場合の例

上記のいずれにも該当しない場合であっても、車道または交通の状況に照らして、安全を確保するため歩道を通行することがやむを得ないと場合には、歩道を自転車で通行することができる。

やむを得ない場合としては、次のようなケースが考えられる。

  • 路上駐車車両が多く、かつ右側に避けるのが困難な場合。
  • 自動車の交通量が著しく多く、かつ車道が狭い場合。
  • 煽り運転、幅寄せなどの危険運転や、理由もなくクラクションを鳴らすなど、自動車を用いた暴行行為を行う者がいる場合。
「やむを得ない」は客観的に認められる必要がある

歩道を通行することができる条件の一つである「安全のためやむを得ない場合」については、自転車利用者が主観的にそう感じるだけではなく、客観的にもやむを得ないと認められる状況である必要がある。
例えば、車道通行に不慣れな人には、少しでも自動車が通行していれば車道は安全ではないと感じられるかもしれないが、それだけでは歩道通行が安全のためにやむを得ないと客観的にも認められることとはならず、経験不足のみを理由に歩道を通行することは許されない。

歩道通行可の例外

自転車は、上記の歩道を通行できる条件に該当する場合であっても、警察官から車道を通るように指示された場合には、車道を通行しなければならない。

どうしても歩道を通りたい場合...

自転車は、自転車を押して歩けば、歩行者として歩道を通行することができるようになる。
そのため、歩道を通行できる条件に該当しない場合や、警察官から車道を通行するよう指示を受けた場合に、どうしても歩道を通行したければ、自転車から降りて、自転車を押して歩けば良い。

罰則

通行区分違反

  • 歩道を通行できる条件を満たしていないのに歩道を通行した場合
  • 警察官から歩道を通行してはならない旨の指示を受けたにも関わらず歩道を通行した場合

>> 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金(過失罰なし)

関連条文

道路交通法

(目が見えない者、幼児、高齢者等の保護)

第14条

3 児童(6歳以上13歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(6歳未満の者をいう。以下同じ。)を保護する責任のある者は、交通のひんぱんな道路又は踏切若しくはその附近の道路において、児童若しくは幼児に遊戯をさせ、又は自ら若しくはこれに代わる監護者が付き添わないで幼児を歩行させてはならない。

(普通自転車の歩道通行)

第63条の4 普通自転車は、次に掲げるときは、第17条第1項の規定にかかわらず、歩道を通行することができる。ただし、警察官等が歩行者の安全を確保するため必要があると認めて当該歩道を通行してはならない旨を指示したときは、この限りでない。

1 道路標識等により普通自転車が当該歩道を通行することができることとされているとき。

2 当該普通自転車の運転者が、児童、幼児その他の普通自転車により車道を通行することが危険であると認められるものとして政令で定める者であるとき。

3 前2号に掲げるもののほか、車道又は交通の状況に照らして当該普通自転車の通行の安全を確保するため当該普通自転車が歩道を通行することがやむを得ないと認められるとき。

道路交通法施行令

(普通自転車により歩道を通行することができる者)

第26条 法第63条の4第1項第2号の政令で定める者は、次に掲げるとおりとする。

1 児童及び幼児

2 70歳以上の者

3 普通自転車により安全に車道を通行することに支障を生ずる程度の身体の障害として内閣府令で定めるものを有する者

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