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自転車道が設けられている場合

車道内に道路交通法上の自転車道が設けられている場合には、基本的に、自転車道の中を通らなければならない。
自転車道は、独立した車道であるため、自転車道の中では、その中央から左側の部分を、左側端に寄って通行しなければならない。

最終更新日:2013-05-13

自転車道の通行義務について

車道に、道路交通法の条件を満たす自転車道が設けられている場合には、基本的に、自転車道の中を通行しなければならない。

自転車道は、独立した車道であるため、基本的に、その中央から左側の部分を、左側端に寄って通行しなければならない。


自転車道の左側を左側端に寄って通行する。

自転車道の進行方向

自転車道は、独立した車道として扱われるため、道路のどの部分に設けられていても、通常の道路と同様、双方向に進行することができる。


自転車道内は基本的に双方向通行

ただし、自転車一方通行の道路標識により、自転車道内が一方通行規制されている場合には、その方向にしか通行できない。

自転車一方通行標識
または

進行方向に通行できる自転車道が設けられていない場合には、通常どおり、車道の左側部分を通ることとなる。


一方通行の場合は逆走禁止

自転車道を通らなくて良い場合

道路交通法の条件を満たす自転車道が設けられていても、道路の状況等によりやむを得ない場合には、自転車道を通行しなくともよい。
また、通行義務が生じるのは、あくまで道路交通法の条件を満たす自転車道に限られるので、道路交通法上の自転車道に該当しないものについては、そもそも通行義務がない。

道路の状況等によりやむを得ない場合

自転車道の設置状況が次のような場合には、自転車道を通行しなくともよい。[執務資料]

  • 自転車道が工事中である場合、自転車道内に駐停車車両・障害物等がある場合など
  • 車道から安全・円滑に進入できない場合
  • 設置場所が道路右側のみであり、かつ設置距離が短い(目安:1km以下)場合

道路交通法上の自転車道に該当しない場合

道路交通法において、自転車道とは、「車道」を区画して設けた、「車道の部分」である。
そのため、歩道を区画して設けた自転車道や、一部分でも歩道と一体化した構造となっている自転車道は、道路交通法上の自転車道には該当せず、通行義務はない。[国交省]


道路交通法上の自転車道に該当しない場合には通行義務がない。
(「自転車道」の道路標識がある場合も同様)

自転車道の道路標識との関係

自転車道の道路標識は、規制効力を有する道路標識ではない。
また、道路交通法上の自転車道のみを示す道路標識ではなく、道路法上の自転車道を示すこともできるものである。
そのため、自転車道の道路標識が設置されていたとしても、道路交通法の条件を満たす自転車道でなければ、通行義務は生じない。

自転車道の道路標識(通行義務のある自転車道とは限らない)

罰則

通行禁止違反

  • 自転車一方通行に違反した場合

>> 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金(過失罰あり)

通行区分違反

  • 正当な理由なく自転車道の右側部分を通行した場合

>> 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金(過失罰なし)

自転車道の通行区分違反

  • 正当な理由なく自転車道を通らなかった場合

    (道路交通法の条件を満たさない自転車道を除く。)

>> 2万円以下の罰金又は科料

関連条文

道路交通法

(定義)

第2条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

3の3 自転車道 自転車の通行の用に供するため縁石線又はさくその他これに類する工作物によつて区画された車道の部分をいう。

(通則)

第16条

4 この章の規定の適用については、自転車道が設けられている道路における自転車道と自転車道以外の車道の部分とは、それぞれ一の車道とする。

(通行区分)

第17条

4 車両は、道路(歩道等と車道の区別のある道路においては、車道。以下第9節の2までにおいて同じ。)の中央(軌道が道路の側端に寄つて設けられている場合においては当該道路の軌道敷を除いた部分の中央とし、道路標識等による中央線が設けられているときはその中央線の設けられた道路の部分を中央とする。以下同じ。)から左の部分(以下「左側部分」という。)を通行しなければならない。

(左側寄り通行等)

第18条 車両(トロリーバスを除く。)は、車両通行帯の設けられた道路を通行する場合を除き、自動車及び原動機付自転車にあつては道路の左側に寄つて、軽車両にあつては道路の左側端に寄つて、それぞれ当該道路を通行しなければならない。ただし、追越しをするとき、第25条第2項若しくは第34条第2項若しくは第4項の規定により道路の中央若しくは右側端に寄るとき、又は道路の状況その他の事情によりやむを得ないときは、この限りでない。

(自転車道の通行区分)

第63条の3 車体の大きさ及び構造が内閣府令で定める基準に適合する二輪又は三輪の自転車で、他の車両を牽引していないもの(以下この節において「普通自転車」という。)は、自転車道が設けられている道路においては、自転車道以外の車道を横断する場 合及び道路の状況その他の事情によりやむを得ない場合を除き、自転車道を通行しなければならない。

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