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自転車・普通自転車

道路交通法において「自転車」とは、ペダル等によって人力で運転する二輪以上の車を指す。
構造や大きさ等が一定の基準内にある自転車のことを、特に「普通自転車」という。
なおこのサイトでは、特に断りがない限り、「自転車」とは二輪の普通自転車を指している。

最終更新日:2012-05-20

「自転車」

自転車の基本的な定義

自転車とは、ペダルやハンドクランクなどの車輪に力を伝える装置を用い、人力によって走行する、二輪以上の車のことをいう。

ストライダーなどのランニングバイクは、人力によって走行するが、ペダルやハンドクランクなどは用いていないため、自転車には該当しない。

一輪車は、ペダルを用い人力で走行するが、一輪であるため、自転車には該当しない。

自転車から除かれるもの

上記の定義に合うものであっても、次の車は、自転車には該当しない。

  • 身体障害者用の車いす
  • 歩行補助車(シルバーカーなど)
  • 小児用の車

また、自転車を押して歩いている者は、歩行者として扱われる。

電動アシスト自転車について

自転車は、人力によって走行する車であることが条件の一つであるが、人の力を補う原動機が付いている場合でも、その能力が基準の範囲内であれば、自転車に該当することとなる。
その基準は、概ね次のとおりである。

  • 「電動」であること。
  • 原動機の力が、10km/h以下で人の力の2倍以下、24km/h以上でゼロであること。
  • 改造が容易でない構造であること。

「普通自転車」

普通自転車とは、自転車のうち、その大きさと構造が次の条件を満たしたもののことをいう。

大きさの条件

  • 長さ190cm以下
  • 幅60cm以下

構造の条件

  • 側車が付いていないこと。
  • 乗車装置(サドル、座席)が1つのみであること。ただし幼児用座席は付いていて構わない。
  • 制動装置(ブレーキレバー)が走行中容易に操作できる位置にあること。
  • 歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。

普通自転車とそれ以外の自転車との通行上の違い

普通自転車に該当する自転車も、それ以外の自転車も、いずれも軽車両に含まれ車両に含まれるため、基本的な通行方法には大きな違いはないが、普通自転車にのみ適用される特別な通行方法も若干存在する。
普通自転車の特別な通行方法は、概ね次のとおりである。

  • 自転車道が設けられている場合には自転車道を通行しなければならない。(普通自転車に該当しない自転車は自転車道を通らなくても良い。)
  • 一定の条件下で歩道を通行することができる。(普通自転車に該当しない自転車は歩道を通行してはならない。)
  • 交差点進入禁止の道路標示がある場合には、その標示を越えて交差点に進入してはならず、歩道に進入しなければならない。(普通自転車に該当しない自転車は、歩道に進入することができないので、このような義務は負わない。)

普通自転車の条件と道路通行の可否

普通自転車の条件は、自転車の道路通行可否に関する条件ではなく、単に「『普通自転車』という種類の自転車」に該当するかの条件に過ぎない。
そのため、普通自転車の条件を満たさない自転車であっても、道路を通行すること自体は全く問題ない。
普通自転車に該当しない自転車は、普通自転車に特別に許された通行(歩道通行など)ができないだけである。

関連条文

道路交通法

(定義)

第2条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

11の2 自転車 ペダル又はハンド・クランクを用い、かつ、人の力により運転する二輪以上の車(レールにより運転する車を除く。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のもの(人の力を補うため原動機を用いるものであつて、内閣府令で定める基準に該当するものを含む。)をいう。

3 この法律の規定の適用については、次に掲げる者は、歩行者とする。

1 身体障害者用の車いす、歩行補助車等又は小児用の車を通行させている者

2 次条の大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車、二輪の原動機付自転車又は二輪若しくは三輪の自転車(これらの車両で側車付きのもの及び他の車両を牽引しているものを除く。)を押して歩いている者

(自転車道の通行区分)

第63条の3 車体の大きさ及び構造が内閣府令で定める基準に適合する二輪又は三輪の自転車で、他の車両を牽引していないもの(以下この節において「普通自転車」という。)は、自転車道が設けられている道路においては、自転車道以外の車道を横断する場 合及び道路の状況その他の事情によりやむを得ない場合を除き、自転車道を通行しなければならない。

道路交通法施行規則

(人の力を補うため原動機を用いる自転車の基準)

第1条の3 法第2条第1項第11号の2の内閣府令で定める基準は、次に掲げるとおりとする。

1 人の力を補うために用いる原動機が次のいずれにも該当するものであること。

イ 電動機であること。

ロ 24キロメートル毎時未満の速度で自転車を走行させることとなる場合において、人の力に対する原動機を用いて人の力を補う力の比率が、(1)又は(2)に掲げる速度の区分に応じそれぞれ(1)又は(2)に定める数値以下であること。

(1) 10キロメートル毎時未満の速度 2

(2) 10キロメートル毎時以上24キロメートル毎時未満の速度 走行速度をキロメートル毎時で表した数値から10を減じて得た数値を7で除したものを2から減じた数値

ハ 24キロメートル毎時以上の速度で自転車を走行させることとなる場合において、原動機を用いて人の力を補う力が加わらないこと。

ニ イからハまでのいずれにも該当する原動機についてイからハまでのいずれかに該当しないものに改造することが容易でない構造であること。

2 原動機を用いて人の力を補う機能が円滑に働き、かつ、当該機能が働くことにより安全な運転の確保に支障が生じるおそれがないこと。

(普通自転車の大きさ等)

第9条の2 法第63条の3の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。

1 車体の大きさは、次に掲げる長さ及び幅を超えないこと。

イ 長さ 190センチメートル

ロ 幅 60センチメートル

2 車体の構造は、次に掲げるものであること。

イ 側車を付していないこと。

ロ 一の運転者席以外の乗車装置(幼児用座席を除く。)を備えていないこと。

ハ 制動装置が走行中容易に操作できる位置にあること。

ニ 歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。

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