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歩道・路側帯・歩道等

道路交通法において「歩道」「路側帯」とは、いずれも、歩行者用の通路と車両用の通路とが区別されている道路における歩行者用の通路を指し、「歩道」と「路側帯」を総称して「歩道等」という。

最終更新日:2013-12-01

「歩道」

歩道は、道路を縁石やガードレールなどによって物理的に区画することにより設けられた歩行者用の通路である。

「路側帯」

路側帯は、歩道が設けられていない道路(又は設けられていない側)において、道路標示によって区画することにより設けられた歩行者用の通路である。
なお、この定義から、歩道が設けられた道路(又は設けられた側)には路側帯は存在しないこととなる。

路側帯は、次の3種類が存在し、道路標示の違いによって示される。

  • (単なる)路側帯
  • 駐停車禁止路側帯
  • 歩行者用路側帯

「歩道等」

歩道と路側帯を総称して、「歩道等」という。

「歩道等と車道の区別のある道路」

歩行者用の通路と車両用の通路とが区別されている道路のことを、特に「歩道等と車道の区別のある道路」と呼ぶ。

歩道等の通行について

自転車は、歩道等と車道の区別のある道路においては、基本的に車道を通行しなければならないが、一定の条件を満たしている場合には、歩道等を通行することもできる。

歩道の通行について

歩道を通行できる条件

自転車は、歩道が設けられた道路においては、車道を通らなければならない。
ただし、次のいずれかに該当する場合には、歩道を通行することができる。

  • 「自転車通行可」の道路標識又は「普通自転車通行指定部分」の道路標示がある歩道を通るとき
  • 運転者が13歳未満若しくは70歳以上、又は身体に障害を負っている場合
  • 安全のためやむを得ない場合
歩道の通行方法

歩道は、車道とは独立した通路であるため、基本的に、道路のどちら側に設けられた歩道であっても、通行することができる。

歩道内においては、歩道の中央から車道寄りの部分を通行しなければならない。
また歩道内は、歩行者の有無に関わらず、徐行をしなければならない。

歩道において、歩行者の通行を妨げることとなる場合には、一時停止しなければならない。

路側帯の通行について

路側帯を通行できる条件

自転車は、道路の左側に設けられた、歩行者用路側帯以外の路側帯であれば、著しく歩行者の通行を妨げることとなる場合を除き、路側帯を通行することができる。

路側帯の通行方法

路側帯は、歩道とは異なり、道路の左側に設けられたもののみ通行が許容されており、道路の右側に設けられた路側帯については通行してはならない。

路側帯内においては、車道や歩道とは異なり、通行位置についての規定はない。

路側帯を通行する際は、歩行者の通行を妨げてはならない。
ただし、歩道を通行する場合とは異なり、常に徐行義務を負うわけではない。

路側帯と車道外側線

路側帯の様式は、車道外側線の様式と同一であるが、車道外側線が路側帯としての道路標示を兼ねるかどうかについては、道路に歩道が設けられているかどうかによって変わってくる。

歩道が設けられていない場合

歩道が設けられていない道路において、車道外側線は、路側帯を兼ねるものとなる。

歩道が設けられている場合

歩道が設けられた道路には、路側帯は存在しないこととなるため、車道外側線は路側帯としての意味を持たない。

関連条文

道路交通法

(定義)

第2条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

2 歩道 歩行者の通行の用に供するため縁石線又はさくその他これに類する工作物によつて区画された道路の部分をいう。

3 車道 車両の通行の用に供するため縁石線若しくはさくその他これに類する工作物又は道路標示によつて区画された道路の部分をいう。

3の4 路側帯 歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため、歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の道路の部分で、道路標示によつて区画されたものをいう。

(目が見えない者、幼児、高齢者等の保護)

第14条

3 児童(6歳以上13歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(6歳未満の者をいう。以下同じ。)を保護する責任のある者は、交通のひんぱんな道路又は踏切若しくはその附近の道路において、児童若しくは幼児に遊戯をさせ、又は自ら若しくはこれに代わる監護者が付き添わないで幼児を歩行させてはならない。

(通行区分)

第17条 車両は、歩道又は路側帯(以下この条において「歩道等」という。)と車道の区別のある道路においては、車道を通行しなければならない。ただし、道路外の施設又は場所に出入するためやむを得ない場合において歩道等を横断するとき、又は第47条第3項若しくは第48条の規定により歩道等で停車し、若しくは駐車するため必要な限度において歩道等を通行するときは、この限りでない。

(軽車両の路側帯通行)

第17条の2 軽車両は、前条第一項の規定にかかわらず、著しく歩行者の通行を妨げることとなる場合を除き、道路の左側部分に設けられた路側帯(軽車両の通行を禁止することを表示する道路標示によつて区画されたものを除く。)を通行することができる。

2 前項の場合において、軽車両は、歩行者の通行を妨げないような速度と方法で進行しなければならない。

(普通自転車の歩道通行)

第63条の4 普通自転車は、次に掲げるときは、第17条第1項の規定にかかわらず、歩道を通行することができる。ただし、警察官等が歩行者の安全を確保するため必要があると認めて当該歩道を通行してはならない旨を指示したときは、この限りでない。

1 道路標識等により普通自転車が当該歩道を通行することができることとされているとき。

2 当該普通自転車の運転者が、児童、幼児その他の普通自転車により車道を通行することが危険であると認められるものとして政令で定める者であるとき。

3 前2号に掲げるもののほか、車道又は交通の状況に照らして当該普通自転車の通行の安全を確保するため当該普通自転車が歩道を通行することがやむを得ないと認められるとき。

2 前項の場合において、普通自転車は、当該歩道の中央から車道寄りの部分(道路標識等により普通自転車が通行すべき部分として指定された部分(以下この項において「普通自転車通行指定部分」という。)があるときは、当該普通自転車通行指定部分)を徐行しなければならず、また、普通自転車の進行が歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停止しなければならない。ただし、普通自転車通行指定部分については、当該普通自転車通行指定部分を通行し、又は通行しようとする歩行者がないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で進行することができる。

道路交通法施行令

(普通自転車により歩道を通行することができる者)

第26条 法第63条の4第1項第2号の政令で定める者は、次に掲げるとおりとする。

1 児童及び幼児

2 70歳以上の者

3 普通自転車により安全に車道を通行することに支障を生ずる程度の身体の障害として内閣府令で定めるものを有する者

道路標識、区画線及び道路標示に関する命令

(道路標示とみなす区画線)

第7条 次の表の上欄に掲げる種類の区画線は、道路交通法(以下「交通法」という。)の規定の適用については、それぞれ同表の下欄に掲げる種類の道路標示とみなす。

区画線 道路標示
「車道外側線」を表示するもの(歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられ、かつ、実線で表示されるものに限る。) 「路側帯」を表示するもの

別表第5 規制標示

種類 表示する意味
路側帯 交通法第2条第1項第3号の4に規定する路側帯であること。
駐停車禁止路側帯 交通法第2条第1項第3号の4及び第47条第3項の道路標示により、路側帯における車両の駐車及び停車を禁止すること。
歩行者用路側帯 交通法第2条第1項第3号の4、第17条の2第1項及び第47条第3項の道路標示により、路側帯における軽車両の通行並びに車両の駐車及び停車を禁止すること。
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