HOME > 自転車の基本的な交通ルール > 安全運転義務と歩行者保護等 > 歩行者保護

歩行者保護

自転車は車両であるため、歩行者の付近では徐行するなど、歩行者の保護に努めなければならない。

最終更新日:2015-06-02

歩行者用道路通行時の歩行者保護

自転車が通行可能な歩行者用道路を通行する際は、歩行者に注意して常に徐行しなければならない。

歩行者用道路の通行については、通行が禁止されている道路を参照されたい。

道路(車道)通行時の歩行者保護

道路(車道)の通行においては、次のような歩行者保護義務が課せられる。

  • 歩行者の近くを通過するときは、歩行者と安全な間隔を保つか、または徐行すること。
  • 横断歩行者を優先させること。
  • 歩行者保護のための追い越し等の制限に従うこと。

道路(車道)通行時の歩行者保護については、道路(車道)通行時の歩行者保護を参照されたい。

歩道等横断時の歩行者保護

道路(車道)への進入や道路外出、道路横断に伴い、歩道等(歩道または路側帯)を横断する場合には、歩道に入る直前で、一時停止をしなければならない。

これらの一時停止義務については、道路(車道)への進入方法道路外へ出る方法、および横断(全横断)の方法を参照されたい。

歩道等通行時の歩行者保護

路側帯通行時の歩行者保護

路側帯を通行する際は、通行を妨げないような速度と方法で進行しなければならない。

路側帯通行時の歩行者保護については、路側帯における歩行者保護を参照されたい。

歩道通行時の歩行者保護

歩道を通行する際は、基本的に、歩道の中央から車道寄りの部分を徐行しなければならない。
また、歩行者の通行を妨げることとなる場合には、一時停止をしなければならない。

歩道通行時の歩行者保護については、歩道における歩行者保護を参照されたい。

罰則

歩行者用道路における徐行違反

  • 歩行者用道路で徐行しなかった場合

>> 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金(過失罰あり)

通行区分違反

  • 歩道等の横断時に歩行者の通行を妨害した場合
  • 歩道等を通行できる条件を満たしていない状況で歩道等を通行した場合

>> 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金(過失罰なし)

歩行者側方安全間隔不保持

  • 歩行者の近くを通過する際の安全間隔確保・徐行を行わなかった場合

>> 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金(過失罰なし)

横断歩行者等妨害等

  • 横断歩道等によって横断する歩行者・自転車がいないことが明らかでないのに徐行しなかった場合
  • 横断歩道等によって横断する歩行者・自転車を妨害した場合
  • 横断歩道等の30m手前で、前方を走行する車両(軽車両を除く)を追い抜いた(側方通過して前に出た)場合
  • 信号機のない横断歩道等またはその直前で停止している車両の前方に出る際に一時停止しなかった場合
  • 交差点・交差点直近を横断する歩行者を妨害した場合

>> 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金(過失罰あり)

追越違反

  • 横断歩道等とその30m手前で追い越しのための進路変更、または追い越しのための前方車両の側方通過をした場合

>> 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金(過失罰あり)

歩道等における歩行者妨害等

  • 歩道等(路側帯または歩道)で歩行者の通行を妨害した場合
  • 歩道で、歩行者の通行を妨げる恐れがある状況で一時停止しなかった場合
  • 歩道の中央から車道寄りの部分を通行しなかった場合
  • 歩道で徐行をしなかった場合(歩行者が通行していない普通自転車通行指定部分を通行している場合を除く)
  • 歩行者が通行していない普通自転車通行指定部分において不適切な速度・方法で通行した場合

>> 2万円以下の罰金又は科料

公安委員会遵守事項違反(東京都の場合)

  • 前方の車両が歩行者を横断させるために停止している場合に、一時停止や徐行を行わず、歩行者の安全な横断を妨げた場合

>> 5万円以下の罰金(過失罰なし)

関連条文

道路交通法

(歩行者用道路を通行する車両の義務)

第9条 車両は、歩行者の通行の安全と円滑を図るため車両の通行が禁止されていることが道路標識等により表示されている道路(第13条の2において「歩行者用道路」という。)を、前条第2項の許可を受け、又はその禁止の対象から除外されていることにより通行するときは、特に歩行者に注意して徐行しなければならない。

(通行区分)

第17条

2  前項ただし書の場合において、車両は、歩道等に入る直前で一時停止し、かつ、歩行者の通行を妨げないようにしなければならない。

(軽車両の路側帯通行)

第17条の2 軽車両は、前条第1項の規定にかかわらず、著しく歩行者の通行を妨げることとなる場合を除き、路側帯(軽車両の通行を禁止することを表示する道路標示によつて区画されたものを除く。)を通行することができる。
2 前項の場合において、軽車両は、歩行者の通行を妨げないような速度と方法で進行しなければならない。

(左側寄り通行等)

第18条

2 車両は、前項の規定により歩道と車道の区別のない道路を通行する場合その他の場合において、歩行者の側方を通過するときは、これとの間に安全な間隔を保ち、又は徐行しなければならない。

(軽車両の並進の禁止)

第19条 軽車両は、軽車両が並進することとなる場合においては、他の軽車両と並進してはならない。

(横断歩道等における歩行者等の優先)

第38条 車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。

2 車両等は、横断歩道等(当該車両等が通過する際に信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等により当該横断歩道等による歩行者等の横断が禁止されているものを除く。次項において同じ。)又はその手前の直前で停止している車両等がある場合において、当該停止している車両等の側方を通過してその前方に出ようとするときは、その前方に出る前に一時停止しなければならない。

(横断歩道のない交差点における歩行者の優先)

第38条の2 車両等は、交差点又はその直近で横断歩道の設けられていない場所において歩行者が道路を横断しているときは、その歩行者の通行を妨げてはならない。

(普通自転車の歩道通行)

第63条の4

2 前項の場合において、普通自転車は、当該歩道の中央から車道寄りの部分(道路標識等により普通自転車が通行すべき部分として指定された部分(以下この項において「普通自転車通行指定部分」という。)があるときは、当該普通自転車通行指定部分)を徐行しなければならず、また、普通自転車の進行が歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停止しなければならない。ただし、普通自転車通行指定部分については、当該普通自転車通行指定部分を通行し、又は通行しようとする歩行者がないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で進行することができる。

自転車の交通事故 無料相談コーナー