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自転車に必要な装備品

自転車には、制動装置(ブレーキ)のほか、条例で定められた装備品(東京都の場合、警音器(ベル))を装備していなければ、道路を通行してはならない。
夜間の道路やトンネル内等を通行する場合で、尾灯を点灯できない場合には、反射器材(後方反射板)を装備しなければならない。

最終更新日:2013-12-01

自転車に必要な装備品

必ず装備しなければならない装備品:ブレーキ・ベル

自転車には、次の装備品を装備していなければ、道路を通行してはならない。

  • 法律で義務付けられている装備品

    制動装置(ブレーキ)

  • 条例で義務付けられている装備品(東京都の例)

    警音器(ベル)

制動装置(ブレーキ)

自転車には、前輪と後輪の両方に、ブレーキを装備しなければならない。
また、ブレーキは、10km/hで走行時に3m以内の距離で停止できる性能を備えていなければならない。

警音器(ベル)(東京都の例)

東京都では、自転車へのベルの装備が義務付けられている。
また、ベルは、適切に音が鳴る状態に整備されていなければならない。

夜間の道路等を通行するとき:反射器材

反射器材の装備義務について

次のような場所を通行する場合において、尾灯を点灯することができない場合には、自転車には反射器材(後方反射板)を装備しなければならない。

  • 夜間(日没から翌日の日の出までの間)の道路
  • トンネル内(照明が暗く50m先まで明瞭に見えないトンネル)
  • その他、濃霧の中など、50m先まで明瞭に見えない暗い場所

尾灯を点灯することができる場合には、反射器材は装備しなくとも良い。
また、上記の場所を一切通行しない場合には、尾灯の点灯も反射器材の装備も必要ない。
尾灯の点灯については、夜間・トンネル内のライト点灯を参照されたい。

反射器材の基準

反射器材は、次の基準を満たすものでなければならない。

  • 性能:

    夜間、後方100mから自動車の前照灯(ハイビーム)で照らし、反射光を容易に確認できること

  • 色:

    橙色または赤色

ブレーキの検査制度について

警察官は、上記のとおりにブレーキを備えておらず、危険を生じさせる恐れがある自転車に対し、停止をさせて検査をし、必要に応じ応急処置や運転禁止を命じることができる。
これらの停止や検査、応急処置命令などを受けた場合には、これに従わなければならない。

ライト(前照灯・尾灯)は装備義務がない

夜間の道路等、前述の場所を通行する際には、ライト(前照灯、反射器材を装備していない場合には加えて尾灯)を点灯しなければならないが、これらについては、装備義務までは法律に定められていない。
そのため、適切に点灯することができるのであれば、例えば前照灯にはヘッドライトを用い、尾灯にはリュック等に付けた赤色LED灯を用いるなどしても、法律上は差し支えない。

罰則

ブレーキなし自転車

  • 前輪および後輪の両方にブレーキが装備されていない自転車で道路を通行した場合
  • 所要の性能を満たすブレーキが装備されていない自転車で道路を通行した場合

>> 5万円以下の罰金(過失罰あり)

自転車の検査拒否等

  • 警察官から、ブレーキの検査のための停止、検査、応急処置命令等に従わなかった場合

>> 5万円以下の罰金(過失罰なし)

無灯火

  • 夜間の道路など、通行時にライトを点灯しなければならない場所を、反射器材を装備していない自転車で通行した場合(尾灯を点灯している場合を除く)

>> 5万円以下の罰金(過失罰あり)

根拠条文

道路交通法

(自転車の制動装置等)

第63条の9 自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。

2 自転車の運転者は、夜間(第52条第1項後段の場合を含む。)、内閣府令で定める基準に適合する反射器材を備えていない自転車を運転してはならない。ただし、第52条第1項前段の規定により尾灯をつけている場合は、この限りでない。

(自転車の検査等)

第63条の10 警察官は、前条第一項の内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車と認められる自転車が運転されているときは、当該自転車を停止させ、及び当該自転車の制動装置について検査をすることができる。

2 前項の場合において、警察官は、当該自転車の運転者に対し、道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要な応急の措置をとることを命じ、また、応急の措置によつては必要な整備をすることができないと認められる自転車については、当該自転車の運転を継続してはならない旨を命ずることができる。

道路交通法施行令

(道路にある場合の燈火)

第18条 車両等は、法第52条第1項前段の規定により、夜間、道路を通行するとき(高速自動車国道及び自動車専用道路においては前方200メートル、その他の道路においては前方50メートルまで明りように見える程度に照明が行われているトンネルを通行する場合を除く。)は、次の各号に掲げる区分に従い、それぞれ当該各号に定める燈火をつけなければならない。

5 軽車両 公安委員会が定める燈火

(夜間以外の時間で灯火をつけなければならない場合)

第19条 法第52条第1項後段の政令で定める場合は、トンネルの中、濃霧がかかつている場所その他の場所で、視界が高速自動車国道及び自動車専用道路においては200メートル、その他の道路においては50メートル以下であるような暗い場所を通行する場合及び当該場所に停車し、又は駐車している場合とする。

(運転者の遵守事項)

第71条  車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。

6 前各号に掲げるもののほか、道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事項

道路交通法施行規則

(制動装置)

第9条の3 法第63条の9第1項の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。

1 前車輪及び後車輪を制動すること。

2 乾燥した平たんな舗装路面において、制動初速度が10キロメートル毎時のとき、制動装置の操作を開始した場所から3メートル以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。

(反射器材)

第9条の4 法第63条の9第2項の内閣府令で定める基準は、次に掲げるとおりとする。

1 自転車に備え付けられた場合において、夜間、後方100メートルの距離から道路運送車両の保安基準第32条第1項の基準に適合する前照燈(第9条の17において「前照燈」という。)で照射したときに、その反射光を照射位置から容易に確認できるものであること。

2 反射光の色は、橙色又は赤色であること。

東京都道路交通規則(参考)

(運転者の遵守事項)

第8条 法第71条第6号の規定により、車両又は路面電車(以下「車両等」という。)の運転者が遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。

9 警音器の整備されていない自転車を運転しないこと。

(軽車両の灯火)

第9条 令第18条第1項第5号の規定により軽車両(牛馬を除く。以下この条において同じ。)がつけなければならない灯火は、次に掲げるものとする。

1 白色又は淡黄色で、夜間、前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有する前照灯

2 赤色で、夜間、後方100メートルの距離から点灯を確認することができる光度を有する尾灯

3 自転車が、法第63条の9第2項本文に定める反射器材(後面の幅が0.5メートル以上の自転車にあつては、両側にそれぞれ1個以上)を備え付けているときは、第1項の規定にかかわらず尾灯をつけることを要しない。

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